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雨の糸の隙間に
夜は満ちて
ストーブの熱が
そこだけ幸福とでも言いたげに
ほんのり春を創っている

きみと並んで傘をたためば
二人の水滴は
余分な約束事のように散らばって
冷えた ....
見覚えのない住所から
冬の匂いの封筒は届き
記憶の引き出しから
銀のペイパーナイフと
あらん限りの想いの欠片とを
わたしは交互に取り出す


かさり、と開くと
月夜の薄明かりのなかで ....
肉食のすずめさんの銀猫さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
漆黒の髪を愛する- 銀猫自由詩42+*06-11-27
ベルベットの夜- 銀猫自由詩24*06-11-2

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