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梳き櫛の息の根をわたし止めて
泣く姿、の、無音部分
を拭った指、の
薄命部分、月に透かせば
血潮は青ざめるばかりで
発光もせず
黒髪、の
窒息密度で、黙ったままの ....
手の甲を
濡れ遅れた微熱にあてがう
初夏だなんて
初夏、だなんて
密度を増しゆく空や緑を背景にしても尚明るく
誇るように明るく無数の二の腕が溢れていて
その無邪気さ、罪は無いけれど ....
MonkさんのA道化さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
黒虫
-
A道化
自由詩
6
04-6-19
溢れる二の腕
-
A道化
自由詩
5
04-5-30
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