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#2
雨の魚
雨に濡れながら歩いていると
死んだ魚の匂いが漂ってくることがある
湿った空気が ねっとりとまつわりつき
地球が水の星だったことを思い出す
そんな時、あたし ....
ー盲目ー
まだ陽の上らぬ未明の朝
風紋が鮮やかに浮き出る灰色の砂丘を
暁の月へとむかう 黒烏
凄絶な月の海に至る道は
煌々と白い光に照らされて
泥だらけの足で踏みこんで ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=119535
葬列の中に見る生の祝祭と、その列にまだ入ることができないが、何かを感じる自分。 そして、生のための詩を ....
床下の古い梅酒の甕の中に
老女が一人 ちんまりと正座している
皺だらけの顔でにこにこと笑いながら
一匹の小さな透明な竜と遊んでいる
琥珀色に澄んだ酒の中で 軽く竜を弾く
竜 ....
まず蕗の薹
雪が溶けて、側溝に水が流れたら大根を
切干しに干せるのは寒のうち
あとは塩して、漬けものの樽
味噌を仕込むのは
麹菌が繁殖するほどにぬるく
雑カビがさほどには混 ....
砂原を歩いていると、人間の手が蠢いていたので、掘り出した
父だった
父はこんなところに埋まっていたのだ
途中から誰かがわかったので、指先でなでるように、焦って掘り出した
息をし ....
昨日の月は
尖った 細い 月爪だったので
夜を枕でくるみこんで
空を引掻いてしまわないように
唄を歌って
ふかい、ふかい 息を吐いたら
枯れた冬 ....
はらだまさるさんのリーフレインさんおすすめリスト
(7)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
「ものとおん」#2−#4
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リーフレ ...
自由詩
7*
07-6-12
月の朝(あした)
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リーフレ ...
自由詩
9*
07-6-5
濁音氏の批評C"_より
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リーフレ ...
散文(批評 ...
5
07-5-24
古梅酒
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リーフレ ...
自由詩
10*
07-5-7
春の食卓
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リーフレ ...
自由詩
11
07-4-27
砂原に
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リーフレ ...
自由詩
38*
07-4-21
月爪
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リーフレ ...
自由詩
16*
07-4-18
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