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ひたいに 金的を
はりつけた 少年のぼくが
夜明けの 狙撃手みたいな
女の帰りを いまでも
じっと待っている 街角
 詩とは何か。その問いに答えられない。何十年もやっているのに、わからんのだから仕方がない。その問い自体が、名づけられない詩のようなものだ。じっさい詩は問いであると述べた詩人がいる。たしかに、そのような .... 風船が 空を
ひきつれて 砂漠を
わたってくる
へんぽんと 春が
ひるがえる
だれの庭から 伸びたのだろう
高くそびえる 木の尖端が
青空に 突き刺さっている
その破れから ふりそそぐものに
妖精が蠅のように たかっている
都会の夕景を いちまい
めくると 古い柱時計が
ふるさとの 砂山に
なかば うずもれて
幸福な 夢をみていた
あめかぜを ひきうけ
かみなりに うたれ
すべての音を
形而上に 実現して
苦悩が 立っている
DirectConnectionさんのみつべえさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(新宿歌舞伎町の話)- みつべえ自由詩607-2-19
●そろもん第四の栞- みつべえ散文(批評 ...1007-2-14
そろもん(時節到来の話)- みつべえ自由詩407-2-12
そろもん(目撃の話)- みつべえ自由詩307-2-2
そろもん(カレンダーの話)- みつべえ自由詩6+07-1-18
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