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さくらがみたいのと
おまえは呟く
けれども
おまえの為に
こんな時期に
桜は咲いてくれないのです
ようちえんにいきたいの
とおまえは呟く
しかし幼稚園は日曜日に ....
誰かと誰かが、キスをした。
だから、誰かがひとりぼっち。
誰かと誰かが、話してた。
だから、誰かが微笑んでた。
誰かと誰かが、見詰め合った。
だから、誰かが空を見た。
誰かと誰 ....
深い悲しみの色だわ
胸に漂う紺碧の思い出たち
今でも夢に見ているの
あなたと出会った嵐の夜を
もう一度愛がよみがえるなら
私のすべてを捧げてもいいわ
あなたの腕の中で生きられたら
何もい ....
今日につながる道は平坦じゃなかった
曲がりくねった道もあり
ぬかるんだ道もあった
黒い雲に隠れて見えない午後も
太陽は必ず裏切らず昇ってきてくれた
夜のジャングルにいた頃 ....
?.
あなたを
あなたのすてきなところを
一日
大切にする
あなたを
あなたの汚れたところを
裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
今年はじめてみたススキの穂を庭先に飾り
半欠けの月を団子を頬張りながら
縁側で眺めていますれば
突如として思いもかけぬ激痛が走る
みるとあなたがトンカチをもって
わたしのくるぶしを叩 ....
何も、語るな
何も、観るな
何も、何も聞くな
目と耳と口を
蜂蜜色の蝋で柔らかく塞ぐ
盲(めしい)て聾唖
甘い塊
盲(めしい)はMessiah(メシア)
無能の救済者
....
鍬も
鎌も
放り出された
むき出しの畑
半分お気楽に
半分苦しげに
つるが垂れ下がっている
歴史参考書も
試験マニュアル書も
免許書なんかも
土手の方に投げ捨てちゃっていたので ....
青緑の硝子片みたいな
ネオンテトラの眼球拾ったよ
空っぽの眼窩に嵌めこむと
清々しく涙腺から噴きだした冷たい水で
気持ちよく顔を洗う 身体を洗う
水晶体に泳ぐ魚のプリズム
禊の ....
狂おしく 狂おしきままに
待ちわびて
結ぶ太鼓に散る花は
夢見の果てとあおぎみて
流れゆく 流るるままに
時すぎて
契りし思いに散る花は
あれは逢瀬とかえりみる
帰らぬ ....
音もなく
光もなく
感覚もなく
けれど
あなたを
感じている
一体
どうやって?
ボクにも
分からない
ただ
あなたを
感じている
....
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