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袋小路を引き返しては
つまらぬ後悔ばかりを
噛み締める

たぶん
思い描くように
聡明でもなく
敏感でもなく
宛われたまま
哀れむほどに
愚かな存在なのだ

饒舌なほど
青さ ....
すり切れた半纏の
紅い襟が
小刻みに揺れる

うずくまった
女の子どもは
電気を消した台所で
嗚咽を噛み殺す
母の背中に似ている
紅葉の気配が深くなった
山の端も入れず
ただ 高くなる青の中に
馴染めないこの身の
煩わしさを
どのようにして
拭えばいいのだろうか

右端から赤とんぼ
群れをなし
やがて青に融け ....
青山スイさんの彰さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよならと- 自由詩4*06-12-9
紅い記憶- 自由詩206-11-4
それは頑なに拒み続ける- 自由詩7*06-10-29

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