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昨日の夜は部屋も静かな寝息をたてて
星だってずっと遠くに見えるか見えないかくらいだったみたい

眠る前のめまい
足の先から順々に音を失くしてく
無色に染まる
たいせつ
カーテンのうすみど ....
たとえば
水銀の
体温計の
危うさだよ
それは

けだるさの
端っこで
かすかに
午後の授業

先生
砂時計が
ぜんぶ
落ちたら
眠ります

少し
似ている
前髪 ....
おっこちた
うちゅうのてがみ

昨日の夜は
ずいぶんと
きれいな
星空

それよりも
もっと
ずっと前
おかあさん
うちゅうろけっとで
ぼくは行った

おっこちた
うち ....
まためぐる季節に
埋もれてくしろいまち
夜が来るたびに
暗がりの向こうから
沈黙を引き連れて降る白

霜焼けの幼い手のひら
目が眩むような世界に
迷い込んでしまわないよう伸ばす手
誰 ....
子猫を飼いたい
小さくて
あったかい
なんにでも
目を丸くして
追いかけて
いってしまうんだ

そんな光景を見て
ふたりで笑うんだ
日曜の朝から
早起きして
しあわせだねって
 ....
砂漠を
旅する少女
らくだを一匹連れて
小さな子どもの手を引いて
今日はどのくらい歩いたかしら。
夜になると
小さな子どもは泣き出して
本当は
泣いてしまいたい少女
砂の塗れた短い髪 ....
私の町
海辺の港町
夢うつつに波音で目覚めて
窓を開ければ
かすかな潮の香り
胸いっぱいに深呼吸して
優しい海で満たして
一日が始まる

私の家
高台の一軒家
階段を下りると
 ....
君の寝ている隙に
本を開いてしまったよ
手のひらと同じくらいの大きさの
くたびれた表紙
真ん中より後に挟まれた栞
海の色をしている
波の音が聞こえそうで
耳を澄ませば
君の静かな寝息
 ....
昨日のこと。
夕暮れる空をくじらは泳いで
大きなくじらのそばには
半分ほどの大きさのくじらがいます。
小さなくじらは泳ぐのが苦手なので
大きなくじらよりも先に
尾が橙色に染まってしまいます ....
青山スイさんの夕凪ここあさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふらっと- 夕凪ここ ...自由詩1007-4-4
まひるのつき- 夕凪ここ ...自由詩1707-3-17
うちゅうからのてがみ- 夕凪ここ ...自由詩1307-3-14
芽吹く- 夕凪ここ ...自由詩8*06-12-14
子猫と部屋で- 夕凪ここ ...自由詩3*06-11-16
砂漠の向こう側- 夕凪ここ ...自由詩9*06-11-10
海辺の町の- 夕凪ここ ...自由詩17*06-11-8
さかなのみるゆめ。- 夕凪ここ ...自由詩11*06-10-31
くじらのいるそら- 夕凪ここ ...自由詩10*06-10-9

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