すべてのおすすめ
聴く、という姿勢で 
石の上に腰かけ 
微かに首を傾けながら 
瞳を閉じる少女よ 

冬の冷たい風に襟を立て 
凍える私の前で 
風に耳を澄ます 
銅像の少女よ 

閉じた瞳の裏に ....
ほんとうに心配なことは 
まるごと天に預けよう 
あまりに小さいこの両手は 
潮騒を秘める貝として、そっと重ねる 

 
わたしという 
一人の凡夫は 
目には見えない
風の絹糸で 
見上げた夜空に星々の巡る 
あの 
銀河のメリーゴーランドと 
繋がっている 
Wasabi さんの服部 剛さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
裸の木_- 服部 剛自由詩711-2-1
貝の祈り_- 服部 剛自由詩610-9-28
風の絹糸_- 服部 剛自由詩707-11-4

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する