すべてのおすすめ
回線は切らずに
口を閉じた
私信は返さずに
目を瞑った
耳にはイヤホンを
捻じ込んであるから
君の声は椎名林檎だ
鼻は塞ぎようがないから
自分の愛しい臭いを
嗅ぎ過ぎて吐いた
誤解を解こうと ....
La Roue de Fortune
[逆]
回転する
車輪は
あなたとわたしに
冷笑をあびせ
無駄な抵抗を続けながら押し寄せる終焉を客観的に観ていた
過去の教訓など忘れ
自 ....
あなたと知り合って
何度目の春でしょう。
どうしていますか?
お変わりありませんか?
たとえ、
相変わらずでも構いませんよ。
少しくらい変わり者な方が
楽しいじゃありませんか。
その方が私も安心で ....
煮るなり、
焼くなり、
しておくれ
夕星の歌がきこえる
バリトンの愁い
季節はずれの鱗雲
夕方が影をつくる
生成は忘却なんだ
やっと、わかったよ
ぼくは見つけたんだね
君のいない季節が
くる
休日
窓際
ソファにてあお向け
火をつけるキャスター
二度とマルボロは吸わない
なくなった恋を思う
長かったのかもわからない
ただ
鮮やかだった
君を片付けられない ....
瞳を反らされるたびに
鈍い音が響きます
背中を見送るたびに
激しい刹那が襲います
近付く距離の真実は
遠退く距離を意味し
追ってはいけない足跡と知りました
決断の揺らぐ一瞬に
泣けない弱さを ....
愛だの 恋だの 騒げるのは
地球が青いうちだけだ
このまま、落ちてしまおうか。
ふらり、ふらり、と。
飲み込まれて。
このまま、流されてしまおうか。
ゆらり、ゆらり、と。
海の底まで。
思を正す草花と 憂鬱な怠慢
太陽を越えようか。
どこまでも。
神も理屈も。
無視してさ。
愛さずとも よかったから
せめて
その掌に 終わりたかった
今は一畳くらいのトイレしか照らせないけど
いつか太陽みたいにまわりを明るくしたい
でもあんな長持ちするかな?
何千年も光る自信ねぇなぁ〜。。。
せめて月や星みたいになろ!
でも、月も星も太 ....
この先が見たくて
ここを越えて新しい
世界や自分が見たくて
広いな、広い。
こんなんじゃ、迷っちゃって。
辿り着けないよ。
ゴールまで。
もう、冬だね。
ほら、世界も白くなってきたよ。
手、繋ぎたいね。
あったまろ。
主張する声が痛くて
面倒になって電話を閉じた
隣でこの子が
かわいく揺れるからカメラを向けた
何もかもが事実なら
誰の味方にもなりたくないし
嘘を見極めていきなさいなんて
難しい話は右から左
よ ....
朝を知らせる空に、
ひっそり5本線かくれてた。
音符の影は見えなくて。
朝の静けさは、このせいだった。
強い
は
いつ使われる形容詞だったか
未だに
姿も見えないんだ
彼女の影が眩しくて
誤解を解いて
それから
"ふたりで笑い話にしていこうよ"
そう言えるなら簡単なのに
つけいりたいの
あなた ....