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ひるまに
今年はじめての
しろい息をふきだした
わたしの口は おそらく
しろい雲でおおわれていたことだろう
わたしは雲をうみ
そう ひつじのかたちをしたしろい雲を
ながめて
ながめ ....
震える指先が凍りついて
いつか口に含んでも動かなくなったとき
幾度も自分を納得させる言葉を吐いた
私は人より多少不自由なだけ
壊れた右耳は機械の力で補える
動かない指先は動く片手で補える ....
空はややこしく物悲しい
こつこつと誰かの一人帰る音がきこえる
車の高いクラクションがなる
冬の風が耳にしみる
先ほどまでうすいシャツ一枚でいられたのに
わたしはカーディガンをはおり
つ ....
外があまりにもしずかなので
わたしはまた音を失ったかと思いました
外があまりにもうごかないので
わたしはまた光を失ったかと思いました
外があまりにも秋らしかったので
わたしはまだ冬がきていな ....
それは しずかな午後
それは 名前のないもの
それは 木陰で見つけた小さな頭蓋骨
それは かちかち音のならない時計
それは わたくしのないもの
それは 壊れたもの
それは 懐かしいもの ....
おやすみなさいとゆめをみない
おはようとめがさめない
こんにちはとてをふれない
さよならとふりむけない
しらないうちにわたしは
がらがらごえのばばになり
ひとりきりでさくらのしたに
ねむ ....
春日野佐秀さんの竹節一二三さんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ゆるやかにいきる
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竹節一二 ...
自由詩
4
03-12-12
指先と神様
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竹節一二 ...
自由詩
5
03-12-6
冬の、
-
竹節一二 ...
自由詩
2
03-12-3
まひるの丘
-
竹節一二 ...
自由詩
4
03-11-18
それは
-
竹節一二 ...
自由詩
2
03-11-9
しらないうちに
-
竹節一二 ...
自由詩
6
03-10-30
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