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お互いの幸せ願う短冊が寄り添うように七夕の夜 讃美歌を謳い終えたり今日は晴れ陽だまりに75歳春

人類の悩みを思い心が痛む神に希望をしかと置くわれ

スコップをせっせと動かし庭造り妻の背中に春の温き日

眠き眼に午後の奉仕はやや辛しこ ....
涙さえ君がくれているものだから生き抜いてみたいこの人生を


花は咲くのが仕事というのなら人はきっと生きるが仕事
近くにて花火の爆ぜる音のして
幼等の声 広がりてゆく

指染めて高菜をもめばよみがえる
故里の畠にゆるる菜の花

窓明けて寝ながらに見る夏の夜
高層ビルの窓に動く人影

夕立の前 ....
夜桜で短歌詠もうと満月に照らされ君に逢いにゆく春

ハンガーに掛けられたまま置き去りのフレンチコートが恋模様です

去年見た枝垂れ桜が咲いているそうです君は帰ってきますか

遠方の山の ....
わが春の分身とよびたき青き種子大地の暗み信じて沈む

いちめんの麦の青みのなかにいて思ひつげよとわが背押す風

上空の子燕のみが新しく街にはびこる意思なき者は
頬つたう流れに小指吸われつつ鏡のなかの老いを見つめる



死にかけた小鳥を隠す藪はいま蕾の波に覆われており



窓たたく冬の名残りをふるわせて排水口をふさぐ髪の毛

 ....
風強くお前の街に吹く昼間白木蓮の揺れるのを見る

この街に急坂多く溜息の代わりに花を見上げれば春

裏道の黄色い壁の家の傍愛した人の影だけ長し
チューリップの茎切り落とすきみひとり満たしきれない刑罰として

明日から黄色い花のカップにはお日様だけをそそぐと決めた

春の日と呼んでみたけど私の影はきみの影よりずっと寂しい

長す ....
ゆりえさんの短歌おすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お互いの幸せ願う短冊が寄り添うように七夕の夜- 北大路京 ...短歌5+15-7-8
陽だまり- 生田 稔短歌5*11-2-27
生きる- 愛穂短歌4*09-2-20
52P_「短歌2」より- むさこ短歌8*07-8-3
- 歌乱亭カ ...短歌2*07-4-30
大地- 村木正成短歌6*07-4-28
冬と終わり- 木立 悟短歌11*07-4-11
白木蓮- 黒田康之短歌407-3-18
チューリップ刑罰- 黒田康之短歌8*05-11-11

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