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水の上に花が咲いている
花の姿が水にゆらめいている

それをながめながら
   幾重にも愛を囁きながら
   幾重にも別れにふるえているような
   このひとときに

   いちばん告 ....
春という季節は
いつでも液状にデフォルメされてゆく
匂い立つ色彩が
にじみ流れ溶けあい渦巻く
私の輪郭もそのただなかに
半ばは溶けかかりながら
けれど決して溶けきることはなく
冬をいとお ....
菱形の額縁に入れておいた
つぶらな瞳をもつ心臓が
ある日 部屋からいなくなっていた
少しばかりそのあたりを探したけれど
見つからないので
仕方なくいったん部屋に戻って
お茶を飲んでいると
 ....
水町綜助さんの塔野夏子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水_鏡- 塔野夏子自由詩9*24-6-9
春の抽象- 塔野夏子自由詩10*07-4-1
春の額縁- 塔野夏子自由詩6*07-3-25

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