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餓えているのではなく
影を落とす孤独が
乾いていくということ
砂漠
その影に
息づくものがある
星は照らしているけれど
遠い過去が
輝いているだけで

君が乾くとき
僕は海を　.... ためらい傷
みたいな三日月
彼方で雲の風紋
ついやされる言葉
私という
熱を届けるため

　　　無数の
　　　海に降る雪
　　　水平線をかき消し
　　　どこにもつもることもなく
　.... いくつかの橋が
思い出せないでいる
名前を覚えなかった川の
こちらとあちらを
思い出せないかたちで
きっといまもつないでいる

完全なものが美しいと
君は言うけれど
不完全なものは
　.... 魚の名前や花の名前に似ているけど
それとは違う言葉
直線ではなく曲線にも似ていない
それでも閉じている言葉

数え切れないそれらを
生み出しては忘れ去り
墓標をたてては
思い出と気取っ　.... 影を切り絵にする
凍てつく月夜


わたしの秘めた暗闇を
湿った地面に縫い付ける


月をみたか


わたしには

眩しすぎる

深月アヤさんのたりぽん（大理　奔）さんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
海で乾いていく	- たりぽん ...	自由詩	13*	07-6-6
三日月、波の背中に	- たりぽん ...	自由詩	9*	06-12-29
沈下橋	- たりぽん ...	自由詩	17*	06-10-27
大人になって、僕は	- たりぽん ...	自由詩	18*	06-9-12
月を見たか	- たりぽん ...	携帯写真＋ ...	15*	05-10-18

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