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春の野が眩しい訳をおしえてあげようと
詩人がわたしを野に手招く5月
青い空 白い風 豊かな瞳のような草花
春を思うがまま口ずさむわたしに、詩人はウインクひとつくれて、一 ....
影がぐるりと右かしぐ
左手が逃した夕餉の茶碗
右手を掴んで放さぬ恐怖
夜の森は騒々しい
木立はバサバサこすれあい
夜鳥の声はこだまして
奇声をあげてる闇の口
影がぐるりと左にかし ....
この杜にも春が訪れたのだなぁ
木々の間をいつの間にか青々とジャゴケがおおい始めているではないか
ほら、何やら土の中から音がする
あれは土をはむ音
あの無酸素にも耐えうる土壌生物たちのお目覚めだ ....