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憎しみはとうに消えた…
生まれたときからずっと一緒だった
風は今も冷気をたたえ、凍えそうにして
私は待つ あなたを待っている
かつて野を覆った炎の残骸
黒く、さらに黒く焼け焦げた ....
自分から 崩れていった さらさらと
灯なんて どうでもいいの
最初から 分かっていたわ 結末は
だから知らない 何も言わない
何度でも 生まれ変われば いいじゃない?
風がそよそよ ....
こんがりと焼けた茜に
今宵あなたとニコーラへ
とろりと滴るバターの琥珀
バジルで装うゴルゴンゾーラ
ギンガムクロスに灯るオイルランプが
ゆらゆら ゆらゆら ゆらめいて
窓から見える ....
わたしのウルフが遠吠えをしている
その青い瞳で遠く月を射ってしまえ
群青すべてはオマエのもの
気高き闇の王者よ
森の奥深く老木が生い茂る彼方から
瞬時におまえの気配を感じるとき
わたし ....