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少しずつ
ほころんで
甘い香りを放って

あなたは

いつまで
さよならを
言わないつもり?

ふたりでいるこの部屋で

生き物の気配を漂わせ

早く早くと
急かしてるんだよ

満開になる前に

さよ ....
きみという嵐が去って

ぼくに残されたのは

まだ青い希望の実

どんな風に育てていくのは
ぼく次第なんだろう

けどね

ぼくは
やっぱり
同じ道を歩くと思うんだ

また
きみという
嵐に吹き飛ばさ ....
夜空に星をぶちまけて

ただ
ぼくのすべてを
きみに知って欲しかったんだ

天使よ

思い切り
吹き鳴らせ

もう
きみには
届かないのだから

最後のファンファーレを
盛大に
異国の地を歩く
知らない街を歩く

静寂

遠く修道院の
尼僧の溜め息が
聞こえそうな

遠く眠っている
赤ん坊の寝息が
聞こえそうな

このトンネルを抜ければ
あそこには光がある

あの光が
わたし ....
梢にお月さまがとまってる

お月さまだって
たまには
休みたいのよ
きっと
夜になったら
妖精が集まって

ダンスをする

月夜のなか
誰にも見られないように

月も星も
目を光らせて
邪魔者を監視してる

妖精の傘

ただひとつの名残
夕と
夜とのはざま

ラベンダーの空に
すいこまれないように

ちゃんとわたしを
つかまえてて
夜明け前の
蒼い蒼い
ひととき

こんな眼をしたひとに
遠い昔
会ったことが
あるような記憶

蒼いそらを仰ぐ

還らないときを思って
戻れないときを憂いて
ちいさな
陽だまりが

こんなに
たくさん
もう高くなったそら

だれかに呼ばれてるようで
だれかを呼びたいようで

なにかを忘れたいようで
なにかを思いだしたいようで

想いを全部
捧げたい

高くなったそらに

そ ....
雨が季節を変えていく

寒いほどの涼しさを携えて
降り続ける雨は

万物に等しく降り注ぎ

木や花は
久しぶりの雨を
むさぼるように

乾いた大地は
雨を吸って潤い

人々 ....
風吹く道を歩いていると
草原の中に
なにか光るものが
僕の目にうつった。

それは薄い薄いガラスのような
氷のように冷たいフィルター。

僕はそれを目に当ててみた。

世界は悲しみ ....
小さい頃
ラムネのビー玉は
取れると思っていた

母と行く縁日
たくさんの人混みに
少し怯えて
けれど
ピー、ポンポン、シャラシャラ
音に惹かれて
駆け出した

ー手を離さない ....
滑走路を見ていた

その先は海

青く小さな灯が
巨大を導く

旅人たちは
デッキに出て
期待と少しの不安と

このひとたちに
幸あれかしと

通り過ぎる風は
海の香りがした
未有花さんの風音さんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ブーケ- 風音携帯写真+ ...209-10-23
嵐のあと- 風音携帯写真+ ...309-10-14
ファンファーレ- 風音携帯写真+ ...509-10-11
異国- 風音携帯写真+ ...409-3-22
休憩- 風音携帯写真+ ...1509-2-9
妖精の傘- 風音携帯写真+ ...3*07-12-1
夕空- 風音携帯写真+ ...3*07-10-25
還れない朝- 風音携帯写真+ ...9*07-10-18
ちいさな- 風音携帯写真+ ...4*07-10-14
空が高くて- 風音携帯写真+ ...2*07-8-29
慈雨- 風音自由詩5*07-8-23
フィルター- 風音自由詩3*07-8-19
昔日- 風音携帯写真+ ...5*07-8-6
夜へとつづく道- 風音携帯写真+ ...2*07-8-1

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