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揺れる
運命の場所で
神様の子どもたちに
優しくなでられながら
咲きたい場所で咲けるわけじゃない
揺れたいときに揺れるわけじゃない
けれどこの場所で咲いていくと
揺れていくと決 ....
1.風の運命
風はどこへでも行けた
神様がそう決めたから
風は旅した
誰よりも自由だった
風は見た
いろんなものを
地平線のかなたの 鮮やかな光を
海をゆく 船の帆の白さ ....
道端にひとりで咲いてた
君の名前をぼくは知らない
風車のような青い花
君から少し離れた草むらに
君と同じかたちした花たちが集まって咲いていた
どうして君だけそんな冷たい岩壁に
でもとても綺麗だ ....
淡い恋色の月の浮かぶ
....
みんなは朝がやってくるのは当たり前だと思ってるのかもしれないけど
オレはけっこう大変なんだ
眠い目こすりながら 危険な仮想空間への冒険に出る
これがオレの仕事
そこで出遭う生き ....
たくさんの曲が最後の練習を迎え
本番を想定したリハーサルも終わった
降り積もる終わりたち
その言葉は決して否定的なひびきではなく
ひとつひとつ踏みしめながら昇る階段のように
....
そこは時計のないレストラン
老いた小さな店内で働くのは
老いた小さなおばちゃんひとりだけ
客が五人も入ればおばちゃん大忙し
時間を気にする僕
飯が出るまで本でも読もう。
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