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*こんさい
想像に難くない範囲で
丸々としていく姿に見とれる
絡まったり
時に、何かに潤されたりしながら
どこかの食卓に並ぶ
あんまり嫌われることもないから
それ ....
若葉が芽吹いた時の
頬の熱さを
私は今も未だ
忘れずにいる
瞳孔を徐々に開く
その過程の間で
視界が緑に染まるのを
見ないふりをして
気管をゆっくりと
狭めていく、 ....
指先だけで、そっと
窓を開いてみる
隔てていた向こう側には
空の海があり
紙飛行機を飛ばす
誰宛てとかではなく
紙飛行機を飛ばす
そこに、意味なんてない
ここは海だろ ....