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垂れ込めた 雨雲の下
その街は 午後を迎える

あの路地を
右へ折れると尻手黒川線
左側は商店街

猫の通う 細い道
衣料を商う 廉価店や
まだ 人のまばらな飲み屋街

気の早い ....
浸りゆく
この黄昏に

街は慈愛の潮 満ちて

海から遠く 離れて
唸る 街に
古代の虫 発光し

アスファルトのタールは
原油のにかわ 舗装する

道をまっすぐに!

密 ....
境界のあやふやな 一日は
爪の間から 鱗が生えてしまう

空をつかむ その指には
退行の刻印のニキビ跡

  夕暮を透かして 茜色
  山の稜線が
  青く 遠のく
  空に雲は置か ....
夜のジャスミンは
嘘のように もったり 香る

群生の競い 咲き
可憐に淡く 仄かのピンク

あまい 夢の光景
女の花

じょうきする 深い谷
茂り 巻きつく つるのしな

初 ....
空がね
ほらこんなに 青い

太陽がね
ギラギラで

街を 隅々まで 
照らすから 輝くから

小さな 体を
大きく 開いて

胸に 大気を 流し込む
流動の空気は『風』って ....
まだ 行ったことのない 場所
静かに 雪の落ちる 北の国

広場に 夢の イルミネーション
降り来る 聖霊と 光のつぶて

夕の祈りを告げる教会の鐘
聖夜に降り来る雪を震わす

生か ....
青く煙る 夕暮れ
窓から 黄昏の気息 忍び寄り
一人 聖書よむ 我
ロザリオ握り締め ラテンの呪文など唱え
夕焼けの紅 粗末な卓にかかり 青く遠く 紅 近く
偉大な日没を見入る もう夕べの祈 ....
善悪の徴(しるし)を見たし満月の
           澄清(ちょうせい)のそら雲ひとつなく


端々へ光が渡る天空に
       在って在るべき雲流れ行く


夕焼けがビル ....
遠く 見晴らす 草原
凍える手に 情熱にほだされた 息かけ
圧倒的な 旭日は希望と共に 昇り
草花の露は 烈風に揺れ 輝きを増す

地響きがする 遠く遥かな 思いを湛え
{ルビ群馬=ぐんば ....
白光の
南中から 射し込む
瑠璃の
響きなお 幻惑の色彩 立ち込め

天空に瑠璃の宮
その尖塔に
薄く 雲 懸かり

宮の霊気 冷え
凍れる 光線
七色に 乱反射し
音もなく  ....
未有花さんのアハウさんおすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その街- アハウ自由詩1207-6-15
この黄昏に- アハウ自由詩1407-6-1
片鱗- アハウ自由詩807-5-22
ナイトジャスミン- アハウ自由詩607-5-5
気の不思議- アハウ自由詩4*07-2-15
北の国- アハウ自由詩3*06-12-20
青銅の蛇- アハウ自由詩7*06-12-14
天の動き- アハウ短歌5*06-12-5
寒風にいななく一群の群馬- アハウ自由詩6*06-12-5
瑠璃の宮- アハウ自由詩3*06-12-1

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