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やっとのことでぬくもった指が
水にふれた
気がした


また凍るのか


雪の味をいつまでも
いつまでも憶えていて
そういえばそれはひどく愛しかった

はるか上空から
落ちて ....
覚えたての年号を羅列して
自慢げにわらう少女は
昨日みた星のいろを
まるきり覚えていないという

羽根がほしい
羽根がほしい

微風がきせつを連れてきて
合図なんかいらない
気まぐ ....
水中ではうたもうたえない
だけど泣いたってわからない
ささやかなゆれはわたしの体温になって

さかなたちの集うよるがくれば
ふやけた指先からあふれていく
あらゆる目線の延長上 ....
未有花さんのアオゾラ誤爆さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
処女雪- アオゾラ ...自由詩1008-1-3
羽根のない日- アオゾラ ...自由詩807-11-25
肺をみたす(水葬)- アオゾラ ...自由詩2507-8-17

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