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秋の夜に車を走らせる

いつもよりも何か
エンジンが優しい
まっすぐな道のその上には
星が散りばめられ
宇宙を走ってゆく

いつもりも何か
ハンドルが柔らかい
曲がる道のその上にも ....
秋の絵を描こうと思って
外に出たら
筆を忘れたことに気がついた
これでは紅葉が描けない
真っ赤な葉の中にも
黄色があることを
描きたかったのだけれども

秋の心情を書こうと思って
シ ....
頭のいい人は頭を使わない
頭を使わないから
頭を使わないことを考える

みんなが考えて
悩んでもできないことを
頭のいい人は
簡単にできてしまう

頭のいい人は
みんなが考えて
 ....
急に寒くなった秋の雨
道の脇に山から下りた
小さな紅葉の葉が
流れてくる
赤や黄色に光沢が施され
艶やかなるも
どこか悲しく重々しい
どこへ流れどこへ溜まるのか
行く末知らぬその姿を
 ....
その部屋と
その人は動いていた

その人がここに来てからずっと
何もかもが止まることなく
動いていた

その人が
うれしいときには
その部屋も笑い
悲しいときには泣きもした

 ....
コンクリートだらけのこの町に
ポエマーがやってくる
その名は
スーパーポエマー

マンションだらけのこの町に
スーパーポエマーがやってくる

聞くところによると
早打ちらしい
キー ....
何もできなかった
昨日の自分が悔しくて
今日も努力はしたけれど
結局は昨日と同じまま

何もできなかった
昨日の自分が悲しくて
今日も必死になったけれど
結局は昨日と変わらない

 ....
ぽえむの国の
ぽえむの村に
ぽえむ君が作る
たくさんのぽえむ

いつでも作りたて
春はぽかぽか
夏はぎらぎら
秋はぽくぽく
冬はほかほか

ぽえむ君の家には
ぽえむを仕舞う場所 ....
流れる秋に
ススキが揺れる
過ぎ去るものは
夕焼けの風
気づけば空に
真っ赤なトンボ
心吸われる
我が想い

染めゆく秋に
紅葉が騒ぐ
置き去るものは
夕焼けの風
気づけば道 ....
入道雲の夏をして
暑い{ルビ思い出=おもいで}した後に
夕焼け空の秋をして
心も揺れる紅葉する

冷たい雪の冬をする
寒い{ルビ思い出=おもいで}する前に
赤いトンボの秋をして
心も揺 ....
できないことを
できないと思っていれば
いつまで経ってもできないさ

できないことを
できようと思うだけでは
それは思うだけで
これも
いつまで経ってもできないさ

できないことを ....
道標もない秋の森
色彩と静寂の中心を求めて
道なき道を奥へ奥へと
踏み分けてゆく
方向に迷えば
小鳥の声に頼るしかない

辿りつく中心
そこは孤独ではなかった
一つ一つの色が
それ ....
前から雨が吹いてくる
上り坂

秋はまだ始まったばかりだというのに
傘を持つ手が冷たくて
両手で持つというよりも
両手を温めている

足元を見ながら進む
雨の上り坂
流れてきたのは ....
まだ青き紅葉の枝に止まり来る
秋はまだかと茶色い蜻蛉
夏らしい暑さも過ぎた昼下がり
石に腰かけ秋が流れる

その風に誘われたのかまた空へ
どこへ行くのか茶色い蜻蛉
吸われゆく雲の形は秋の ....
大きな木の下に置かれた
ベンチに腰かけたまま
静かに目を閉じる

大きな木の大きな葉が
サワサワと揺れ
その呼吸に自分の鼓動が合い
いつしかまどろむ

夢の中で
自分が何かを探して ....
あなたの空に穴が開いたら
地面の土で埋めてあげよう

希望に満ちたあなたの夢は
くじけることを未だ知らない
世界はあなたが想うほど
優しくはない
冷たく感じることの方が
たくさんあるの ....
ただある花の
ただある自分
色は淡く
微かにゆれる

ただある空の
ただある自分
雲は薄く
静かに流れる

ただある時の
ただある自分
脈は弱く
僅かに刻む

見るもの全 ....
大地にはリンドウ
世界は秋の花と風
美というよりも心

木には{ルビ蜩=ひぐらし}
世界は秋の声と風
音というよりも歌

空にはいわし雲
世界は秋の光と風
量というよりも質

 ....
小さな窓に流れ来る
微かな風の匂う秋
去りゆく時の寂しさか
訪れ{ルビ来=きた}るうれしさか
僅かばかりの部屋の中

大きな空に染まりゆく
彩る色の魅せる秋
どこから{ルビ来=きた}る ....
教科書の世界に
自分は入ることができなかった
入口がどこにあるのかわからない

それでもさすがは教科書
わかりやすい標識と信号が
自分を中へ奥へと
自動的にぐんぐんと進ませてくれる

 ....
空に連なる白い花々が
青い大河に咲き誇り
そっと揺れはじめ
新しい季節が
空から舞い降りてくる

ふうと風が吹くたびに
花はなびき
ふと手に届くのかと想う

我に返れば
その飾ら ....
同僚の刑事が撃たれ
必死で犯人を追いかける
署内の刑事たち

寝る間も惜しみ
老いた身体をものともせず
みんなで協力して
ついに犯人を追い詰めた

ぼくはそこでテレビを消した

 ....
今日一日の食事を得るために
精を出して働くことは
意味のあること

今日一日の家族を養うために
無理をして働くことも
意味のあること

それらは生きてゆくための
目的なのだから

 ....
理想というものは
一人一人にあるもので
それぞれが素敵なことを想い
それはとても美しい

理想というものは
一人一人が違うから
誰かが不満を言い始めたら
それぞれがわがままを言い出し
 ....
仕事から家に帰宅して
「ただいま」
と言ったら
「おかえり」
と昨日の自分が出てきた

相手の自分はいたって冷静
ものすごく驚いている自分だが
自分が落ち着いているので
自分も平静さ ....
人が創る地獄絵は
恐怖と醜さが鮮明で
人が想う天国は
幸福と美しさが不透明

人の批判は瞬時に知れ渡り
功績はすぐに消えてゆく

否定することはたやすい
ひとたび否定の沼に溺れれば
 ....
未来は雷雨とともに降ってきた
次から次へと
激しく地上に落ちてくる未来

あるものは大地に地響きを唸らせ
あるものは風に吹かれ
ゆらゆらと漂いながら
音もなく落ち
誰にも気づかれないま ....
誰のためにでもなく
ひたむきに
がんばる人がいる限り
自分もがんばれる限り
がんばれると思う

結果が大事というけれど
結果にならない結果だって
大事なんだということを
がんばる人は ....
風が穏やかにゆっくりと
空へと舞う朝
葉がかすかに揺れ
鳥が一日の生の活動を歌う

空は青色のまますべてに渡りきり
今日一日の大地を見守る

風がゆるやかに高く
空へと向かう朝
葉 ....
地下につくられた大きく広い駅
地上に出るまでの小さく細い通路
急ぎ足ではないと
後ろとぶつかってしまう

機械から出される熱い風を
暑いと錯覚する
めまぐるしくファッションと経済が
身 ....
ajisaiさんのぽえむ君さんおすすめリスト(92)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宇宙をドライブする- ぽえむ君自由詩7*06-10-25
秋をなくしてしまった秋- ぽえむ君自由詩9*06-9-28
頭のいい人は頭を使わない- ぽえむ君自由詩9*06-9-28
秋の雨の二つの紅葉- ぽえむ君自由詩8*06-9-26
四角い時計- ぽえむ君自由詩9*06-9-21
スーパーポエマー- ぽえむ君自由詩10*06-9-20
明日を生き抜くための魔法- ぽえむ君自由詩10*06-9-20
メイド・イン・ぽえむ君- ぽえむ君自由詩10*06-9-19
夕焼けの風- ぽえむ君自由詩8*06-9-19
紅葉する- ぽえむ君自由詩9*06-9-17
誰でもできるものさ- ぽえむ君自由詩9*06-9-15
森の中に言葉が落ちていた- ぽえむ君自由詩5*06-9-14
雨の日の上り坂- ぽえむ君自由詩8*06-9-13
茶色い蜻蛉- ぽえむ君自由詩10*06-9-8
夢の中の探し物- ぽえむ君自由詩7*06-9-7
あなたの空に穴が開いたら- ぽえむ君自由詩7*06-9-6
ただある自分- ぽえむ君自由詩8*06-9-5
季節というよりも時- ぽえむ君自由詩11*06-9-4
小さな部屋の秋の風- ぽえむ君自由詩11*06-9-3
落書きの中の教科書- ぽえむ君自由詩4*06-9-2
飾れぬ花- ぽえむ君自由詩13*06-8-30
千三百円の刑事ドラマ- ぽえむ君自由詩5*06-8-29
生きてゆくために無駄なもの- ぽえむ君自由詩10*06-8-29
理想は自分でしか創れない- ぽえむ君自由詩4*06-8-26
扉を開けたら昨日の自分がいた- ぽえむ君自由詩11*06-8-25
否定の沼- ぽえむ君自由詩13*06-8-23
空から未来が降ってくる- ぽえむ君自由詩17*06-8-22
がんばる人がいる限り- ぽえむ君自由詩9*06-8-19
風の舞う朝- ぽえむ君自由詩8*06-8-18
孤独な都会- ぽえむ君自由詩13*06-8-17

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