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街の片隅で 捨て猫のように凍えているボクと
傷だらけの君の瞳の中に
同じ色彩が見えていたら
それはたぶん
愛と呼ぶのだろう
フワッと浮いて 空を遊び
パチンと弾けてそれっきり
後にはなにも残らない
僕が抱えている不安など
たぶん
そんなものなのかもしれない
夕焼け小焼けの鐘がなり
ひとつふたつ 影法師
迎えのかあさんの手にひかれ
明かり灯る夕食のもとへと帰ってく
ばいばい
さよなら
また明日
小さく小さく手をふって
やがて ....
「あのぅ すみません
言葉に効く薬ありませんか」
言葉につける薬ですかぁ
はぁ そういったものは
当店では取り扱っておりませんねぇ
外用薬ですか内服薬ですか
商店街の薬局で聞いて ....
