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夕涼みに
かげふみをする
耳元に低く
音楽が流れていく
横切ってゆく鳥は
背中から胸への
青い輝石

のことだけを秘密にして
七時に
会いたい、かげふみの背中

めくる鬼
 ....
切り落とされた枝が芽吹いて
いびつに折れた朝の出来事
春まだ浅い日の寝ぼけまなこは
過ぎたことを知らずにいる

幸せな枝に降る雨は優しい
見知った顔をした人達のように
安らぎで包む穏やか ....
三階階段の縁から身を乗り出して
手を振るのは逆光の天窓を遮る影なのです

その振り子運動の往復に眼球が催眠される瞬間
私は階段の縁に手も掛けず三階下を覗き込み
爪先も触れぬ一個の天秤の両端で ....
理来さんの古月さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【連詩】_半身- 古月自由詩1*10-7-21
不在の一脚- 古月自由詩6*09-10-20
初秋- 古月自由詩309-10-18

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