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●素肌かりかり。
切ったばかりの爪で君の背中をかき抱く
●そういえば糸。
抱き締める 絡む腕は糸か鎖か
●濃いのかしら。恋なのかしら。
アルコール 耳の奥で心 ....
海岸で拾った貝の殻。
繋いだ父の手の温もり。
ぽつぽつ交わした言葉の端々が、
青いボトルに詰められている。
隣の茶色い瓶の中には、
初めて隣になった席。
染めるたび明るくなる髪の毛。
友 ....
天体観測の途中なのに君が芋虫に夢中だから、
少しでも気を引きたくて僕は梯子を駈け上る。
ぐんぐん縮んでいく背丈に優越感を感じながら、
僕は見上げた天上で赤い星に唾を付けた。
さて、どこから戴こ ....
夕暮れ時 太陽の沈む音
二度と戻れぬ今日の日に「またね」と声をかける子ら
薄明かり 絵画のような雲の色
ひとりふたりと木馬に乗って帰っていく
どうしてこうも世界は緩やかに
まるで明日 ....
眠らない街に迷い込んだ。
極彩色の光が淀んだ空気に鈍く映る。
目を覚まさない空を見上げた。
止まったような時間の中に濁りきった月が浮かぶ。
人を貶めて誰かの影に怯え廃れた約束に縋りつく。
....
スポイトで吸った液をガラスに乗せ、顕微鏡で覗いた神秘の世界。
銀河の始まりもこんなに小さなものだったのだろうか。
サボテンの刺、蜘蛛の脚。命は先端にまで満ちていて。
髪の毛の先や爪の先まで ....
北大路京介さんの東雲 李葉さんおすすめリスト
(6)
タイトル
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日付
近況を。
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東雲 李 ...
俳句
1*
12-3-6
[Museum]
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東雲 李 ...
自由詩
4*
08-7-10
『星を食べる』
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東雲 李 ...
自由詩
3*
08-6-20
『メリー・ゴー・ラウンド』
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東雲 李 ...
自由詩
5*
08-6-3
『化石の街』
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東雲 李 ...
自由詩
2*
07-9-1
『理科室』
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東雲 李 ...
自由詩
8*
07-8-29
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