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ゆっくりと
その角を曲がって行け、。蹄でなく
流れる一筋ごと粒子を埋め、加速し
金糸のそれぞれの鈍い光によって
産まれて行け、。

((失速しながら

しかし、果てまで手を ....
「悲しみ」は噛まない、。」


この子が
尾を振る仕草の延長で鼻を鳴らしながら
十畳を嗅ぎ回っても期待は裏切られ
グラスの中で氷が踊る、。刹那
街は窓を彩って
鮮やか ....
朝から支えを刻々と縮め
影の長さが水際を割る、。南中に際し
まず柔らかな鳩尾を
下にして((私達は))後頭の
窓に
手をついており
嵌め殺しの空も高いと思う、。恐ろしく
液晶 ....
あなたが中にいる時は
わたしはずっと外にいて
見下ろしている、。心臓
二つ((十五度ずれて
地球が振り向く
その音に
カーテンは揺れ
隠れた場所を明かしてしまう

鳥が
 ....
ぬかるめば、。まだ
容易いだろう春の目覚めは
アスファルトの下で息を潜めて
丸めた背中に街を築いた、。今朝も
大動脈を車は行き交い
目を見開いたまま
居眠りで
寄り道もせずに落ち ....
赤色の
不眠に貫かれた
清潔な砂漠の、。(少年の)海の
向こうの
幻としてだけ、。私は
今夜
ふしだらな聖母になり
奉られて
祟られて
紡がれて揺れ、。(少年の)モイライの
 ....
北大路京介さんの焼石二水さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「瞼の交響」- 焼石二水未詩・独白6*07-6-20
「悲しみ」は噛まない、。」- 焼石二水未詩・独白7*07-6-2
水槽- 焼石二水未詩・独白13*07-4-18
鳥籠日和- 焼石二水自由詩15*07-3-21
楼閣- 焼石二水未詩・独白9*07-3-20
アンタレス- 焼石二水未詩・独白10*07-2-16

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