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街でついつい男の人を
宝石に
変換する

裾に 白衣ののぞくメガネは
傷のついたオパール石

チャイナ帽 歩きタバコの初老は
家のないラピスラズリ

梯子に登りたそうな ボーダー2 ....
悲しみの色を塗り合わせ
暗く淡いシミを作る
溺れる二人を救えるものは
微かに震えるガラスの夜だけ

愛しさの色を塗り合わせ
深く甘いシミを作る
切なく互いを求める夜に
{ルビ理由=わけ ....
どうにか起きた
朝5時前
闇には 冬がまだ居座る


動きたくない

温もっていたい


そんな心を 叱りとばして
私の今日が始まる


辛いなあ

眠いなあ

だ ....
しめった狭路を抜けたところにある
大きな踏切の前で
排気ガスを吐き出す車たちが
なめらかな陽射しを掻き回しているのを見た
なんとなく 無性にスキップしたくなったから
ゆるゆるしたアスファルト ....
春一番が吹いて                                 
次の日 二番が吹いて                                     
日をおって 次つぎ ....
どこで弁当をひろげよう
昼ちかく たどりついた街の
日なたという日なたは
こども連れの若い主婦たちと
近所の猫どもで占められ
太陽の塔のしたの
とっておきの日だまりには
ホームレスがひと ....
一人で旅する人を見ると

寂しそうだと人は言う

そうかな

俺は少しうつむいて

黒いマフラーを巻きなおす

港から小さな船が見える

波に揺れて揉まれる

どんなにしが ....
 うまれた時に にぎっていたのは
 青いちいさな さみし石

 てのひらからもぐりこんだそれは
 ぼくの ひざっこぞうになった


 ときどき いたいの
 とっちゃいたいと おもう ....
「お先に失礼します」
の言葉を交わしあう金曜の夜
今週もなんとか無事に働けた自分に
「おつかれさん」と一人つぶやいても いい

自分の肉を
飢えた{ルビ乞食=こじき}に食べさせ ....
 空を見上げたら青い渦の底にいる、
 ことに気づいた。目だ。
 背を押されて飛ぶように駆けつづけて来た僕、は
 たたらを踏む
 水色の傘につかまっていた指も楽になって
 水たまりの端を踏むス ....
長谷伸太さんの自由詩おすすめリスト(70)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 山内緋呂 ...自由詩16*04-2-22
色彩の恋人- 快晴自由詩3*04-2-21
夜明け- さち自由詩6*04-2-19
虫けら- 自由詩204-2-16
春一番が吹いて- よねたみ ...自由詩604-2-2
どこで弁当を- よねたみ ...自由詩604-2-1
☆17_ナガレル- 貴水 水 ...自由詩104-1-16
さみし石- こん自由詩504-1-3
誰かがくれた桜じるし- 服部 剛自由詩6*03-10-26
『台風、ん』- 川村 透自由詩303-8-9

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