すべてのおすすめ
象の飼育係をやめて
バスの運転手になった
象の目は悲しげだ
と言うけれど
乗り降りする人たちも
体のどこか一部が悲しげだった
遠くに行きたかったのだろうか
数頭の象が停留所にいた
 ....
空中章魚を
紐で吊して干して炙る
焦げる匂いにねこといぬ
鳶がアブラゲ落っことし
財布の紐をつまんでた

春になると
誰も来なくなるから
凧を揚げてみるのだ
昨日、ビールを家で飲んだ。
初めてひとりで飲んだ。
苦くてどうしようもなかったので
ギンギンに冷えたチョコレートを口の中で溶かしながら飲んだ。

にがいにがいと言いながら。
ぽこぽこと生まれた涙を瓶に集めて
ひとりで海開きをした
(かじって
 すてて)


レタスを洗って
いたい
今日はずっと
レタスを洗って
一枚一枚
丁寧に
拭いて
いたい
今日はずっと


知るのがいやで
本当はもう ....
一.

戦争を俺は知らないんだと はじめて思い知ったのは
キプロス島に ある朝突然逃げ帰った妻が いつか話した
占領の話 地下室の話 息を殺して
あいつが真似た マシンガンの ....
自転車から転げ落ちた
右の頬の痣と 切れた唇
またそんなに酔っ払ってさ
殴りあう暇があったら
海を見な
切れた唇に
寄せる さざなみ

笑い声は
痛いこともあって
七色 ....
?.

(じーっとお空を見上げている
 僕の屹立)


寝過ごして
宿酔で
テラスにでて
サボテンと一緒に
太陽をあびて

磨いていたら
人前で裸になることは
特 ....
ブルーチップの青いリスは
目を離すと、すぐに増殖して
ガマ口をはみ出してしまうから
台紙にきちんと貼りつけなければいけなかった
母は台紙をもらってくれると約束をしたのに
永遠と立ち話をやめや ....
雨の午前の小さな部屋で
バッハを何回も繰り返し聴く

嬉しくもなく悲しくもなく
からっぽの心がチェロの音律を飲み干していく

さあてね
行かなくちゃね

誰にも会わなくてもいい時間と ....
1)恋をしている ○
  愛をしている ×

  結論:恋は動作である


2)恋に落ちた ○
  愛に落ちた ×

  結論:恋は深い深い井戸


3)恋を育む ×
  愛 ....
?.

ああ
オルテンシアがほんと楽しそうだ

あんなの日本語だとね、てんこ盛りって言うんだよ。
ひひ、てんこ盛りだって、おかしいね。
まあ、要するに、昨日の俺たちのパスタだ。あれが ....
念のために確認しておく
モーソー
それはある
内容はない
カップラーメンのから
空っぽのビールの缶
それはある
それらに手はない
足もない
カッターナイフはある
ナイフで鉛筆を削る ....
君が飲んでる紙パックのジュース
一口もらったら
甘くて溶けそうだった

空になった紙パックのとりあい

私が捨てるから

なんて
ずっと喧嘩していれば良かった
それで良かったのに
 ....
ほら
こんな朝だよ
おまえはまだ寝ているこの朝を
俺は吸っているよ
この朝を

ウミスズメが
隣で
少し悲しげだよ
でもそんなことは
おまえは知らなくていい

ひらめがあわ ....
「えくぼ」


六月の風にゆれる
さくらの葉っぱ。
よく見たら
ぽつぽつ 穴があいている。
虫に食べられてしまったのだろうか?

穴は どこかの虫の命を みたして
穴は みずみずし ....
君が帰った Cafeの 空席に 
さっきまでノートに描いていた 
空へと届く望遠鏡の幻がぼんやり浮かんでいる 

別々に家路に着く 
君の切なさも 
僕の切なさも 
この Cafe に置 ....
てのひら

にゅうさんきんいんりょうのいろ

ままのやさしさ


いただきます


のどのところではっきりものをいえない
かるぴす
こぼしてこぼして
とんがりはまるみをおびて ....
tibetさんの自由詩おすすめリスト(78)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
同じ目- たもつ自由詩23*06-9-23
空中章魚- あおば自由詩6*06-9-23
こどもびぃる- ki自由詩306-9-16
8月31日- ki自由詩206-9-16
レタス- 水在らあ ...自由詩33+*06-9-5
白樺とキャラバンと夏の予定と- 水在らあ ...自由詩44*06-8-28
ハッカ水- 水在らあ ...自由詩25*06-8-22
夏の裸- 水在らあ ...自由詩23*06-7-10
ヒーロー伝説- 佐野権太自由詩21*06-7-6
充電- ラピス自由詩206-7-6
恋についてのいくつかの考察- umineko自由詩9*06-7-6
あ、じ、さ、い。- 水在らあ ...自由詩67+*06-7-5
在ると無いにおける自己確認- シホ自由詩406-7-4
たぶんピーチ味- Keico自由詩5*06-7-1
- 水在らあ ...自由詩20*06-6-29
なにもないうた。- まほし自由詩48*06-6-14
黒猫の瞳- 服部 剛自由詩14*06-4-24
やみよ- ki自由詩105-12-2

Home 戻る 最新へ
1 2 3