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 冬の空は乾いている。遠くで鳥の鳴き声がしている。車のデジタル時計を見る。空腹で気持ちがわるく、くらみを覚える。午前9時。いや10時だったろうか。もう時間など意味はないかもしれない。昨夜、車の周りにい ....  ひとりでどのくらい走ったのだろうか。地平には果てがない。アクセルを踏み続け、車外の狼と平行して草原を突き抜けた。狼はときに宙を跳び、ときに地をすべり追跡してくる。車体に草や砂利があたった。街の明かり ....
及川三貴さんの光冨郁也さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
砂漠となる- 光冨郁也自由詩1207-3-26
燃料切れ- 光冨郁也自由詩807-3-11

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