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初夏の山は
いいにおいをしたものを
たくさん体の中に詰めて
まるで女のように圧倒的な姿で
眼の前に立ちはだかってくる
たまに野良仕事をしている百姓が
山に見惚れていることがあるが
 ....
二十三年間生きてきたのに
おめでとうのひとつも
満足に言えない
そのことについて
頬杖をついて考える
一人で
室内で吐く息は白い
ストーブは足元ばかりを熱くする

家 ....
雨宮 之人さんの吉田ぐんじょうさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初夏- 吉田ぐん ...自由詩4307-5-17
おめでとうの仕方- 吉田ぐん ...自由詩2407-1-12

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