すべてのおすすめ
真昼の公園で木漏れ陽を浴びて 
癒える筈のない悲しみのことを考えていた 
ときおり吹き抜ける風はすこし熱を帯びて
客待ち顔のアイスクリーム売りの老婆の 
麦藁帽子を踊るように撫でてゆく 
 ....
水底に置かれて
屈折した空を見上げては
ただの黒い点となって
あぶくを吐きつづける私は

その蒼に抱かれながら
浄化という名のもとに
この躰を満たしながら
還りましょう 雨に

 ....
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
チェザーレさんの落合朱美さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏至点- 落合朱美自由詩37*06-6-8
夕顔- 落合朱美自由詩31*06-5-29
いかまほしきは- 落合朱美自由詩42*06-5-23

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する