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こころが
雨をほしがる
紫陽花のころ、
ぼくらは
ふたり
紫陽花寺を訪ねる


鎌倉は
いつも
かわらぬ佇まいで
うす水色のミストのなかに
ふたりを包み

こころが
カサ ....
たとえば風が、
雲が、海が、樹が、雨が、土が
この国のことばで
いつものように
語れるとするなら
月よ、
あなたは
その深淵で
かれらを
焼き尽くすのか
夢が
からからに干涸らびて
アスファルト道路に
張り付いている

やけに元気な
これは
あのころの
あなたの夢

からからと
渇いた音をたてている
あれは
このごろの
おれ ....
ku-miさんの草野大悟さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こころ- 草野大悟自由詩6*09-7-18
エチュード- 草野大悟自由詩2*09-7-16
干涸らびた夢の季節- 草野大悟自由詩2*07-6-16

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