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嵐かぜが激しくて
風鈴の絶え間ない動きは
趣も何もあったもんじゃない
それでも開け放した窓を
騒がしくて仕方ないのに閉められないのは
わたしたちこそこうして
うるさ ....
思いは線で形になる
文字という
不確かな形に
虹のように曖昧な
色とりどりのモールを
くしゃくしゃに丸めて
誰彼かまわず投げ付けていた
文字になりかけた絡まりは
はじかれ
ベ ....
もやもやの部屋で
肌をなでる波が
どこからか
どこからも
乱反射して
届いては返す
風のように
耳を目をさらう
探す必要もないみたいに
あなたは届き続けていた
すべらかな感 ....