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真っ赤な帽子をかぶって
自転車に乗って
川沿いを走る
そのあとには
くちづけだけが残る
彼女は 詩だから
彼女は 詩だから
窓辺にアリスとかハートのクイーンを飾る
....
いもうとを 見つけた
薄紅色のあじさいに架かる蜘蛛の巣に
囚われて 泣いて
いもうとを 見つけた
砂まじりの南風に吹き舞わされて
囚われて 叫んで
やあ ....
やさしさもみんな抜け落ちて
そいつはセーヌの流れに消えた
キリストマリアを引っかいて
破れた爪で十字を切った
....
長い年月を波に洗われて打ち上げられた
流木のように古びた椅子に座っている
おまえがいるだけだった
正午の青空のした 影もなく
呼吸さえ 受動で
降りかかる陽射しに ....
白髪を掻いて
新聞を読んでいる
あなたは
岩だ
猫を
下手くそに撫でる
次郎丸は
僕が名づけた
うちで生まれた猫たち 三匹
母親にとって
あんなに大切だった ....
いつか君の病気が治ったら
どこにでも行こう
そのときまでに俺は
いろんなところを見ておくから
いつか君の病気が治ったら
カンパイしよう
缶ビールでいいよ
もう薬はいらない ....
キャッチボールする
子供のときのように
幼馴染と
キャッチボールする
幼馴染の大ちゃんの球は速い
少年野球やってたから
川島イーグルス
俺は 嫌いだった
疲 ....
にぎってみな
ほら
もうだめだろ
そのタマネギ
切ったら泣くぜ
ぜったい泣くぜ
半分ぐらい
腐ってたって
ぜったい泣くから
まあ座って
二人で剥こう
そうして
....
ひまわりが枯れて
バラが枯れて
チューリップがこぼれて
シベリアだけがまだ
咲き誇っている
切られた花の優しさしか
あげられません
あげたくても
あげられません
....
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った
あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで
子供の頃によ ....
?.
一日中ひどかった雨も小降りになって
窓から見る白樺の木は
ここ最近やっと葉を落とし始め
冬時間に変わって
六時にはもう日が暮れてしまうようになった
公園の明かりは ....
?.
まだ葉が落ちない
白樺の上に
黒猫がいる
のを
見ている
うつくしい猫で
目が
とくにきれい
久しぶりだけれど
思い出 ....
中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
....
棍棒を
作った
オークの
頭四キロの
素振りを
ずっとしてた
だってお前が
怖がるから
引っ越した家は
夜少し静か過ぎて
お前が怖がるから
まあ実は俺 ....
ここ数日波がない
今朝も七時前に降りて
朝焼けをちょうど見逃したぐらいだったが
水平線は透明で
空も海もやさしい
海辺のディスコの
アフロのカマレラがモップかけてるが
その動作もやさしい ....
いつも通る公園の入り口に
いるホームレスのおばちゃんがいなくなっていた
でも
そこにあるマグノリアの木に
真っ白い 大きな花が咲いていた
おばちゃんがその大きな白い花の中から
にこにこ手を ....
ku-miさんの水在らあらあさんおすすめリスト
(16)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
くちづけ
-
水在らあ ...
自由詩
30*
07-7-8
いもうと
-
水在らあ ...
自由詩
22*
07-7-6
消えろ
-
水在らあ ...
自由詩
32
07-3-27
キス
-
水在らあ ...
自由詩
32*
07-3-16
白髪を掻いて
-
水在らあ ...
自由詩
37*
07-3-12
チューリップ
-
水在らあ ...
自由詩
43*
07-2-18
旅
-
水在らあ ...
自由詩
34*
07-2-5
にぎってみな
-
水在らあ ...
自由詩
31*
07-1-18
シベリア
-
水在らあ ...
自由詩
39*
07-1-17
あるところに
-
水在らあ ...
自由詩
74+*
06-12-19
漂流
-
水在らあ ...
自由詩
32*
06-11-18
黒猫の星
-
水在らあ ...
自由詩
38*
06-11-9
秋晴
-
水在らあ ...
自由詩
40*
06-11-7
棍棒
-
水在らあ ...
自由詩
26*
06-10-8
空も海もやさしい
-
水在らあ ...
自由詩
16*
06-6-8
一緒になっちまう
-
水在らあ ...
自由詩
18*
06-6-7
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