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澄んでいく記憶の端から
水色の汽車が走り出します
ため息や欠伸といった
水によく似たものたちを
揺れる貨車に詰め込んで
透きとおる空の下
滑らかなレールの上
どこまでも
どこまで ....
遠い山の向こうへと繋がる
七色の虹を
その人は背負っていた
重くないですか
と尋ねると
その人はすこし微笑んでから
紺色を私に手渡し
故郷の虹は六色でした
と寂しそうに呟いた

空 ....
ku-miさんのTsu-Yoさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水色について- Tsu-Yo自由詩1407-9-3
考察_〈野原にて〉- Tsu-Yo自由詩907-7-4

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