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その線の流れは
いくつもの分かれ道があっても
不思議とまっすぐに見える
迷い間違えながら歩いているようでもそれが
過去となれば運命と名づけられるからなのか
生まれながらにして刻まれた ....
あなたは
毎月というわけではないけれど
三十二日目の決められた日に
季節は流れるのだと言う
あなたは
今日は三十一日だから
明日になればまだ冬の余韻の中
次にやってくるのは春でしょう ....
雨上がり
屈折した気持ちで見上げた空に
描かれた虹
一つ悲しみを乗り越えるとき
失くしてしまうものがあるとしたら
それはある種の光なのかもしれません
水分を透過して
感情の成分を ....
きれいな空があることを
忘れたくなかった
雨が降るのを
真下から見上げて
見上げた空がきれいであることを
確かめたかった
降りそそぐ雨が瞳からあふれても
それを ....
小指をなくしてしまったのと
あなたは淋しそうに言う
けれどあなたの手には
たしかに五本の指が
すらりとあって
僕からみると
ほかの指より少し短いその指は
いちばん右といちばん ....
一人になって
ふと疲れを感じる昼下がり
もう数えていないのと
ぽつり呟くあなたを
抱きしめたら壊してしまいそうです
指先で宙に描く願い事
それが何だかわかりませ ....
ku-miさんのベンジャミンさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
手のひらにある地図
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ベンジャ ...
自由詩
3
11-4-8
「三十二日目のこと」
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ベンジャ ...
自由詩
6
11-3-31
「虹の色が足りない」
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ベンジャ ...
自由詩
8*
08-6-10
「空と大地のあいだで」
-
ベンジャ ...
自由詩
14*
08-5-7
「なくした小指」
-
ベンジャ ...
自由詩
10*
08-5-3
「今日生まれたあなたへ」_(青年詩片)
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
07-4-14
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