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1
光の棲む場所に立てた、
煉瓦の墓標は
あの子の水晶体の
最期の反射によく似ている
2
朝日がなぞった煉瓦の質感は
どこか罪悪にも似た
紫陽花の萼の如き裏切りの反芻で ....
梅雨入りの雨に打たれながら
掠れた音しか生まない喉で
ひとつ、
溜息を落としてみた
折畳み傘の骨が
海月みたく歪んで、溶けて
僅かばかりの猫背に
充分な質量を含んだまま
重く冷 ....
葛西佑也さんの士狼(銀)さんおすすめリスト
(2)
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日付
煉瓦を積んだのは朝日に知らせるためではなく
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士狼(銀)
自由詩
8*
06-6-9
雨錆
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士狼(銀)
自由詩
9*
06-6-8
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