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ところどころ淀んでいる、日々のあわいに
用意された長椅子に座ると、
世界が淘汰されていく
眼前には池があり、蓮が眠っている
見たことのない男が隣に座り、
見たことのない水母の話を続け ....
わたしの棲む場所を流れる川に
水はない
誰かが
橋の上から捨てた言葉を
灰色のさかながついばんでいる
*
夏の暑い日、わたしは
忘れてしまいたい過去の過ちと ....
正気を失いながら、それでも
わたしたちは、生まれてしまうのだろう
何度も、何度も、
そしてほんとうは
一度だって、死んだことはなかったのだと
臨終のそのときに、知るのだろう
....
放出された 夏の、
取り扱いをあやまった空から
束ねられた雨が落下する
世界はまだ、はっきりとした輪郭を持っていて
ぼくも きみも それを知らない
ウィリー、ウィリー、
なぎ倒さ ....
{引用=
きみがとなりにいて、まつげの
触れるくらいとなりにいて それは
おどろくほど退屈で いとおしい
午後で}
きのう、オジギソウが発芽して
日記にそのことは書かなかっ ....
{引用= あのひとの記憶がしずむ海は、いつしか防砂林で見えなくなった
越えられない高さに、すこし安心した}
砂が、降って
深く深く沈んで 底まで
皮膚 ....
もも うさぎさんの望月 ゆきさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
混沌
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望月 ゆ ...
自由詩
6*
12-6-30
水の空席
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望月 ゆ ...
自由詩
49*
08-5-13
さしすせそ、
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望月 ゆ ...
自由詩
37*
08-2-16
ウィリー、ウィリー、きみの名は、
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望月 ゆ ...
自由詩
44*
07-7-14
そんなふうにして過ぎていく
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望月 ゆ ...
自由詩
56*
07-5-25
不感症の夜に
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望月 ゆ ...
自由詩
63+*
06-5-17
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