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この手に掴める愛がただ一つだと
誰が決めたのだろう

孤独に泣く夜が嫌いで
一時の安らぎだけ求めて

誓いとか
信頼とか
思いやりとか
一途な気持ちとか
何一つない、からっぽな心
 ....
陽射しに微睡む君
まるで猫の様だとからかうと
小さな猫のぬいぐるみを僕に押し付けた

最近お気に入りのそれは
先日僕が気まぐれにあげたもの

眠り猫はいつも気持ちが良さそうで
日に日に ....
「お花見がしたい」

君がそう言ったから、街へ出たんだ。

四月も半ばなのに風が冷たくて、
いつも薄着の君は、
淡い色のストールを身体に巻きつけて、
細い肩を何度か擦った。

かつか ....
ペポパンプさんの茅野ゆきさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カラカラ- 茅野ゆき自由詩111-5-8
眠り猫の行方- 茅野ゆき自由詩211-4-26
さくら- 茅野ゆき自由詩311-4-19

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