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この手に掴める愛がただ一つだと
誰が決めたのだろう
孤独に泣く夜が嫌いで
一時の安らぎだけ求めて
誓いとか
信頼とか
思いやりとか
一途な気持ちとか
何一つない、からっぽな心
....
陽射しに微睡む君
まるで猫の様だとからかうと
小さな猫のぬいぐるみを僕に押し付けた
最近お気に入りのそれは
先日僕が気まぐれにあげたもの
眠り猫はいつも気持ちが良さそうで
日に日に ....
「お花見がしたい」
君がそう言ったから、街へ出たんだ。
四月も半ばなのに風が冷たくて、
いつも薄着の君は、
淡い色のストールを身体に巻きつけて、
細い肩を何度か擦った。
かつか ....