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秋の草原
枯れ草色

ついこの間は
若草色だったなんて
まるで騙されているよう

春芽生えて誕生し
今は老人なのだね

あっという間の一生
何を思い土に還るのか

きっと『死 ....
目玉焼きみたいな台風
黄身は暴風圏内だ

そっとそっとやり過ごそう
黄身が破裂したら大変だ

吹き荒れる風
叩きつける雨

苦しくて
苦しくて

外に出て踊り狂いながら
黄身 ....
ダイスを転がして運命を決める

でも出た目が何か決めてなかったので

僕は都合のよいように解釈する

何回振っても薔薇色の未来

そんな運命を望んで

でも不思議と1のぞろ目は出な ....
カラーひよこは哀しき運命(さだめ)

どぎついアメリカ菓子の色に染められ
買ってくれる人を待っている

たとえカラーに染められ
命を縮めることになっても
それがひよこの商品価値

命 ....
天空の城からは何でも見えると言う

善行も悪行も
喜びも哀しみも
愛も憎悪も

でも天空の城は何もしない
ただ『目』なのだ

だから
僕が生きようが
僕が死のうが

ただじっ ....
暗闇から
じっと見つめる
二つの赤い光

凶人の目か
野獣の目か

心を見透かす光
僕はもう丸裸さ

好きにするがいい
僕には爪も牙もない
逃げ出す翼もない

優しさのひと ....
太古から続く深蒼

空は海を染め
海は空を映す

繰り返す命の歴史
繰り返す君の名前

空と海を結ぶドルフィンジャンプ
僕と君を繋ぐテレフォンコール

離れているようで
すぐそ ....
山鳩、ボーボー



嘘のように白々しい光が差し込む
その光が僕に影を落とす

不安になる

そして祈る
「今日は辛い事がありませんように」

多分いつもと変わらない日

 ....
瞳の奥に何を隠してる?

憎悪か
愛情か

いずれにせよ
僕のことだろ

嬉しいよ
誰にも何も思われないのは
僕がいないのと同じだから

鏡に映る今日の僕は
笑っているといい ....
霧に霞む朝日

君はまだ眠ってるだろうか
それとも
眠れないまま今を迎えたか

また一日が始まる
ろくでもない一日が

君はもっと輝けるはず
霧が邪魔しているだけ
陰鬱な
陰鬱 ....
下弦の月を軽やかに弾き
地球にメロディーを届けよう

月の響きは軽やかに
ぱんぽろりん
ぱんぽろりん

全ての人に平等に
全ての動物に平等に
全ての草木に平等に

病んだ雨の代わ ....
北風が冷たい
夏にセミがいたなんて
すっかり忘れてしまう

すっかり気弱な太陽
それでもマンションの窓に反射して
自分の分身を生み出している

カラカラと枯れ葉が舞っている
吹き溜ま ....
空を見上げた
ひつじみたいな雲が浮かんでた
真っ白で機嫌が良さそうな雲だ

空を見上げた
飛行機が音を立てて飛んでいた
僕が見たことのない国に行くのだろう

空を見上げた
天使がふわ ....
非常階段に隠れる
息をひそめて隠れる

誰も来ない秘密の場所
静かな安らぎの場所

遠くで犬が吠えている
でもここでは関係ない

のんびりと煙草を燻らす
悪意の雨も関係ない

 ....
君が笑顔でいられるように
僕も思い切り笑うよ

たとえ苦しい時でも
君の悲しい顔は見たくないから

笑おう!
空が呆れるくらい

いつでも笑って逝けるように
悔いのないように

 ....
賑やかな下町のポストの下で
猫がちょこんと座っている

薄汚れた野良猫だが
きっと手紙が無事届くよう
見守っているつもりかな

僕の手紙もあの娘に届け

猫は僕がポストに投函するのを ....
ショーウインドーには
『幸せ』が並んでいる
金で買える『幸せ』が

君の心の中には
『幸せ』が並んでいる
金で買えない『幸せ』が

どちらの『幸せ』もない僕は
こっそりと親指の爪を噛 ....
毎朝君の家の前を
自転車で通り過ぎる

しばらく走ると
駅に向かう君の後ろ姿が見える

昨日も会えた
一昨日も会えた
そして今日も会えた

艶やかなロングヘアーが
朝日を浴びて輝 ....
溜息をつくと幸せが逃げる
そう言った人がいた

幸せを呼び込むには
どうすればいいんだろう

きっと『愛』を叫べばいいんだ

好きだ
愛してる
抱きしめたい
君しかいない
一緒 ....
森の中に独り
命の香りを感じる

高層ビル群の中とは違う
少し湿り気を帯びた
静かな空気

街にはあんなに人が居るのに
なぜどこか刺々しくて
無機質なのだろう

森は違う
木々 ....
いつもそっと寄り添っていた君
無口だったけど
精一杯の優しさだったんだね

君が去って思ったよ
僕は酸素の足りない金魚鉢の金魚さ

見苦しくアップアップしているよ
独りじゃ生きてゆけな ....
陽が射してきた
ジメジメした心の片隅に

気色悪いカマドウマを
光の矢で刺し殺せ

奴は生きる気持ちを
食い荒らすから

陽の光
君の言葉
手の温もり

暗く湿った心の片隅
 ....
沈む太陽は真っ赤に染まり
朝に真っ白になって蘇る

雲はこのドラマチックな再生を
反射させて演出する

空はこの死と再生の間を
透き通る蒼で見守っている

鳥はそれを知っているから
 ....
死とは
すぐ隣で眠る猫のようで
ついふらふらと撫でてしまいたくなる

その感触は
あまりにも甘美で
うっとりと引き込まれてしまう

死の猫は
眠ってるようで
常にこっちを気にしてい ....
涼しい風に乗って
赤トンボが行く

僕たちを見つめながら
スイスイと行く

何となく僕は照れて
紅い夕日を眺めてみたり

夕暮れどきの君は
ほんのり朱くて
可愛くて
君の涙は
石を穿ち
やがて
川の流れとなり
滝の瀑布となる

僕はその涙に乗って
君の失った宝を
探しに行こう

流れの先に
きっとある
遠い昔に埋もれた
君の本当の
ある ....
『LOVE』と叫んでみたところで
返ってくるのは鉛の刃

陰鬱な空を見上げれば
額に当たるのはRed Rain

未来からの使者は
苛々怪獣ばかり連れてくる

『薔薇色』という名のU ....
木枯らしが吹く頃には
僕はどうしているだろうか

木枯らしを受け止めて
一歩一歩前に進んでいるだろうか

それとも木枯らしに翻弄され
ころころと後ろに転がっているだろうか

夏に夢を ....
闇を照らすランタンは
いったい誰が持っているのか

取り残された僕は
もう一歩も動けない
迷うことすら出来ないんだ

カボチャオバケのランタンでいいから
明かりをくれよ
道を照らして ....
秋のイチョウ並木道
枯れ葉を踏む音が哀しい

でもこの音が好きだ
リズムが少しずつ元気をくれる

だから哀しさはあっても
寂しくはない

夏の命の抜け殻となってもなお
心に響く木々 ....
ペポパンプさんのうずら豆さんおすすめリスト(74)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
草原の約束- うずら豆自由詩4*10-11-28
黄身- うずら豆自由詩2*10-11-27
ダイスを転がせ- うずら豆自由詩4*10-11-24
カラーひよこ- うずら豆自由詩3*10-11-23
天空の城- うずら豆自由詩3*10-11-22
赤い夜- うずら豆自由詩3*10-11-22
深蒼- うずら豆自由詩5*10-11-21
- うずら豆自由詩3*10-11-19
僕は僕を知る- うずら豆自由詩2*10-11-19
Shine- うずら豆自由詩2*10-11-18
下弦の月- うずら豆自由詩3*10-11-17
冬のある日- うずら豆自由詩6*10-11-15
空を見上げて- うずら豆自由詩5*10-11-14
非常階段- うずら豆自由詩10*10-11-12
スマイリースマイル- うずら豆自由詩2*10-11-12
手紙猫- うずら豆自由詩2*10-11-12
持たざる者- うずら豆自由詩2*10-11-10
駅までの道は夢- うずら豆自由詩6*10-11-6
愛言葉- うずら豆自由詩3*10-11-5
パラサイト- うずら豆自由詩3*10-11-4
腐水- うずら豆自由詩2*10-11-3
光あれ- うずら豆自由詩3*10-11-3
失われた空- うずら豆自由詩2*10-10-29
Sweet_Death- うずら豆自由詩3*10-10-28
Red- うずら豆自由詩6*10-10-26
きっとその日が来る- うずら豆自由詩5*10-10-24
空想科学小説- うずら豆自由詩1*10-10-20
木枯らしが吹く頃には- うずら豆自由詩1*10-10-19
Lantern- うずら豆自由詩1*10-10-18
- うずら豆自由詩6*10-10-16

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