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そらまめ そらまめ


ぎゅっと つまってる 大地のちから

ぎゅぎゅっと つまってる パパの汗

ぎゅうぎゅう つまってる ママの愛

ぎゅうっと  ....
寄せる波に向かって
心の潮「A/アー/(ラ)」の音を放つ


わたしと海はパラレル


返す波からは原始の抑揚
「G/ゲ-/(ソ)」の音がかえってくる

海は ....
太陽という名を持つその花は
光の輪郭を持っていて
「笑って」
と、ほほえみかけてくるのです

大切なものを失って
すべてを噛み殺して
悲しみよりも深くたたずむその人の
かすかな ....
あさとよる
うみとそら


砂浜は境界線
ふたつでひとつ
よせてかえして
あいまいに笑ってる


目はふたっつ
耳はふたっつ


瞬きのためいき
ふたつでひとつ
すってはいて
風が遠くを ....
{引用=嬰子の褥


闇のひとつ奥に蠢動する白光体がたしかにあった
血に焼かれた嬰子が視えない手のひらに止まって
私の身体に続いている
いやへその緒はぜんまい状に闇に溶けて
それはもうわ ....
   龍のみち
  風のかたち




  青より高く 
  のぼってく




  うろこ きらり
  こころ ひらり




  わたしも翔んで
   空をつか ....
買いものの途中
「ちょっと 待ってて」 と
ふいキミはどこかへ


子犬みたいな笑顔が
走って もどってくる
その手には
青いリボンをかけた小さな箱



 ....
わかちあう わたしは
みんな わたしたち

花をわかち
春をわかつ

街をわかち
ふるさとをわかつ

笑い声をわかち
淋しさをわかつ

本をわかち
音楽をわかつ ....
散ったさくらを 追いかけて
やさしい手のひらが咲く


痛みも 悲しみも 別れも
あなたのくれたものなら


何一つ手ばなしたくは
ないのですが
 



白い手のひらにのせて
すべ ....
放たれた密使の矢 
固執する月の心臓をえぐる

(月は考える 空に浮かぶものを)

中空のノエシス 
無想のノエマ



天蚕糸をはう蛇が赤と交わり
花残月を思惟 ....
わたしは、ここ 
あなたは、そこ

この距離は因果律
決して縮まることはない


時間はいつも嫌になるくらい前向きで
振り返ってはくれないから

誰もが桜の空を仰いでいる ....
ななつ葉/僕 

ねぇ、君は「無限の幸福」なんてものを信じられる?

今ココに確かに存在しているんだ
無限の幸福/ななつ葉  
のクローバーが。


子供たちがサッカー ....
かあさんと旅した町は
あいにくの曇り空

灰の四辺に囲まれて

虹のリボンが
ゆれてます

ねがいよかなえと
ゆれてます


愛情はピンク 健康はみどり
お金は ....
? 蝶

シ/モクレンの一秒は
蝶の魂と同じ

奇妙に歪んだ美醜の契りが
爪先で蠢いて翅にかわる


うす紫がゆっくりと溶け出し
バスタブの温度を下げる

浴室で眠る蝶の夢は
完全に対称 ....
?さなぎ


蝶になる夢は決して見ない
蝶はさなぎの絶命

羽化を怖れる振り子は
細かく震えつづけている



?さなぎの夢

夢を見た
全ての扉の色彩を留めたまま
完成を拒んで
壊れ ....
「ねぇ。」
「ねぇ、キミ。」
「ねぇ、ねぇキミ。」

無限廊下の、うさぎいすが鳴きました。
淋しいうさぎいすは、死ぬのです。



無限廊下に並ぶのは
無限個数のうさ ....
季節を生む長針は
花の踊りを軽やかに刻み

日常を運ぶ短針は
轟音の突風で
踊り子のフリルをゆらす


瞬間風速
一面に立ち込めるのは、この春の香り



シャッター音
静止する時間が ....
キミがわたしのこと
「旅してるみたい。」
そう言ってくれたから


キミと一緒に
キミの言葉たちと一緒に
一夜の旅に出かけたんだ。

わたしが風景をめくりながら
「遠くへ。この世界の一番 ....
足元に広がる
春の柔らかな
日差し
言葉と色にあふれたふきのとう

心に焼き付いて忘れられない

こんな時
うまい言葉が浮かばなくて
あなたに贈る一枚を千枚めくって探す


ゴールデンベル
春を運ん ....
TOKYOを繋ぐ
循環で繋ぐ
数珠繋ぎ
の、
細胞を繋ぐ
個々の魂で繋ぐ


IKEBUKURO 589,837
 
SHINJYUKU 785,801

SHIBUYA 445,730

 ....
破蓮の残骸の
真っ心に
空みつけて雪ぐ
ひとひらの君




※読み 空(から/くう/そら)
さ。く。ら。ち。る。ち。る。
さ。く。ら。ち。る。

文字は花びら、桜散る。

て。ん。て。ん。て。ん。て。ん。
転々と渡り暮らした町々の
別れの記憶に桜散る。


 ....
いつものように
髪を結い


いつものように
紅をひく


わたしは何も 
かわらない


置き去りの
この部屋で


恋しい
恋しい
恋しいと


嘆 ....
この浴槽を欲情で満たす牡丹雪

ひとひら、
口づけるたび、悲しみの温度が肌を焼く
ひとひら、
白い手に抱かれるまま、別れの雪を肌に降らす

この雪は溶けるため 
この白は忘れるため

あなた ....
書き出しの言葉は、思いつかないから前略。

今年の東京は春が来るのが早いよ。
本当の冬は来ないままだから、故郷の二月、思い出してたところ。



−20℃、ダイヤモンドダストを肺に吸い込む日、 ....
ミモザの下でキミを待つ、キミを待つ。

雨は銀灰
傘を打つ音、なる、なる、なる。

ちりちり りりり  燃える線香花火。
さわさわ さわわ  ざわめく拍手。
ぽんぽろ ぽろろん  ....
ねぇ、かあさん。わたしの初めての言葉って何?

「赤ちゃんのときの?
ぎゅって握った手を差し出して『うまー』って言ってにこにこって
笑うから、母さん、本当にうれしかった。」

うま?な ....
ペポパンプさんの夏嶋 真子さんおすすめリスト(57)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そらまめ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...17*09-5-15
渚のドレミ_アゲハの音_木星のカケラ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...19*09-5-11
ソレイユ- 夏嶋 真 ...自由詩22*09-5-7
ふたつ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...19*09-5-2
「嬰子の褥」返詩_胎児のわたしから母へ- 夏嶋 真 ...自由詩30+*09-4-28
りゅう- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10*09-4-25
4/21の記憶装置- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...12*09-4-21
わけあう- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...15+*09-4-18
ハナミズキ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-4-16
花残月の思惟- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...7+*09-4-6
四月一日より五月一日へ- 夏嶋 真 ...自由詩16+*09-4-1
クローバー- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-3-30
素敵なねがいごと- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...12*09-3-27
psyche_Ⅳ〜Ⅵ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...20*09-3-24
psyche_Ⅰ〜Ⅲ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...5*09-3-24
無限廊下の、うさぎいす屋- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10*09-3-21
春風電車- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...9*09-3-17
わかれのかたち- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...15+*09-3-14
希望- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-3-12
循環する緑- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...4*09-3-12
雪花- 夏嶋 真 ...短歌4*09-3-11
さ。く。ら。- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...17*09-3-5
忘れるまでが恋ならば- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-3-2
牡丹雪- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...12+*09-2-27
雪の手紙- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10+*09-2-24
ミモザの下でキミを待つ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...8*09-2-20
うま- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...15*09-2-19

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