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ごぜん 花壇のぬくもりに わずかながらの 休まりがあった
かわききった 午前の空気のなかで つちをほりかえすとき
なんの前触れもなく かだんわきにうわったさるすべりに
とつぜん頭の中を炸裂す ....
顔面を押しつける へあごむのわのなかの 果てしない おくゆきに
放射線の彼方から きゅうせっきんする 永久の しょうしつてんと 暗部
めのまえにある 黒々とまとまったつやつやの うちゅうかぶれ ....
すきまなく落ち葉の積もった
狭い庭を抜ける
Cの存在をつれて
勝手口から上がると
嵌め込まれたCの色が濃くなる
かつて
無くせなかった幼稚な苛立ちを
床の木目から目を逸らさずに
Cに告 ....
凝視する ぎょうしする
形崩れする かたちくずれしていく 雲への うごめく 灼熱のかげ
あのあついくもへの 毎日の角度からの きわめてみじかい
あの大き過ぎる雲との おおきすぎるくもへの 距離感 ....
石瀬琳々さんのえりくさちえいさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おとのないばくはつ- えりくさ ...自由詩3*09-3-2
接近- えりくさ ...自由詩1*08-12-25
- えりくさ ...自由詩2*08-11-16
形崩れする雲への- えりくさ ...自由詩2*08-11-10

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