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君のみどり色のところを
ぜんぶ
静かにしてしまおう

僕たちのゆびさきは
それはきれいな舵だ
このすこしの世界では
なくこどもと
あくたの色はもう見えない
ただ
朽ち ....
 

あたし象がなくのをきいたことがあるわ

ミルクが冷めるので
君は急いで言うのだった

カーテン 君の室内とその壁

日が射しても 虫がいない日が多いので
もうテーブルクロスは ....
 


基幹農道の左右は区切られた水面
あの小高いのは 川のへり
足の悪い男が傾斜へとうつむいている

   なずなは もう しまい
   つめくさは もう せんから さかり

水 ....
  これは秘密のことば

  辱められるでもなく
  この部屋は
  蒸発を続けている

  届かないところで
  届かない息をしていた
  一日に気付かれぬよう
  毎分数センチの ....
おだやかに今日も晴れて
廊下を しん と
わたしたちの影がのびていきます

手首を引かれて あなたは
すこし
つまさきで歩いていました
わたしはあなたよりもずいぶん せいが高いから
お ....
ざんばり ざんばりと いぬがないている

雪の準備をする
まんなかには空洞があるので
けもののようにすると よくひびく
肺のふをたいこにするのは
ああ 森の?
こぶしが地面についているや ....
街灯
もっと先

わたしの まるい はらから
おんなのひとがこぼれる

まるいかたちが 半分ずつにくずれ
白いはなびらの群れ
花粉のこぼれたところを
なぞる
なんども なんども
 ....
ぼくの絵には眼がないのだ
あのぎょろりとした
目玉がついていないのだ

食卓の上に
がたり がたり と
朝食が並べられていく
寝床から起き上がったぼくは
靴を履いていない
 そのこと ....
うつむけたちいさなかたまりのように
おまえの
擦る音だけのからだが
ももいろのじゅうたんの上で
午後の満ちていく窓を
見ている

あしたのことを傾げて聞く指に
わたしの頬をなぜる指に
 ....
石瀬琳々さんの縞田みやぎさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぺぱみんとあいす- 縞田みや ...自由詩10*08-8-13
こいびと- 縞田みや ...自由詩7*08-6-17
水門を臨む- 縞田みや ...自由詩9*08-6-14
太陽- 縞田みや ...自由詩3*08-6-12
薄晴れる二月に- 縞田みや ...自由詩6*08-3-12
したく- 縞田みや ...自由詩3*08-3-2
渡る_凪いで- 縞田みや ...自由詩4*08-1-23
関節- 縞田みや ...自由詩6*08-1-22
教室- 縞田みや ...自由詩5*08-1-19

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