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鰐君
君は
すれっからしのように唄っては
ひとり
夜の片隅で泣いてる

沼地の夜は
命を
育んで
君の仲間は身を寄せ合っている
闇の底で
嗚咽が響く

鰐君
君ひとり
人 ....
一月一七日が近づくと 朝靄の中 仮設住宅の立ち
並ぶ 通学路を抜けて 初めて学校へ行った日を思
い出す 眠る街は 雪を待つ すれ違うこともでき
ず 呼び止められて 思わず受け取ってしまった 優
 ....
老人たちの寝息が 午後を 静かに揺らす 時折 
声にならない声が 響いてくる 痩せた腕で
眠らない彼女は 本を 差し出す

名前を呼んで 
私の名前
忘れえないでいるものを

彼女の眼 ....
石瀬琳々さんのkaori*さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鰐君- kaori*自由詩108-1-27
一月一七日が近づくと- kaori*自由詩4*08-1-12
名前- kaori*自由詩9*07-12-23

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