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青くて透き通っているけどどこか昏い
鳥たちの顔
仄かな灰の匂いを降らす翼
その背に戴いた空
かぜと名づけられたものがまた去っていった
羽毛の温もりを滑って
私の傍らを
見上げることが ....
君は眠るのだろう
鳥の泣きながら帰ってゆく夕暮れに。
山に抱かれて人に抱かれて
遠く、重く、長く、射す陽に染められて。
閉じられた目はしかし覚めていて
幼かった日々の空の高さ、貴さ
 ....
昔この部屋には猫がいて
そして死んだの
雨が降り出して心底恨めしかった
だから押入れは掃除しないの
黒い雲がかかると息苦しくなって
軒下や車の下や物陰が気になって仕方なくなる
 ....
 ああ もう
 一日中だって眺めていてえよ
 かわいて固まっちまった顔料みたいなあいつら
 初めは 水のようだったのになあ
 ごまかし にせがおづくりに躍起になって
 おれはかな ....
シェードランプの傘が割れ
光の手足はつかまれて
遠くの夜へと連れられた
そうしてもはや暗い部屋
明日の日付がめくれない
石瀬琳々さんの鎖骨さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鳥の目は珠のようだった- 鎖骨自由詩308-11-15
潮時- 鎖骨自由詩208-7-23
saccade- 鎖骨自由詩2*08-4-28
徒然_四- 鎖骨自由詩2*07-11-28
徒然- 鎖骨自由詩3*07-10-22

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