すべてのおすすめ
プランクトン)もろくほほえむ あいまいなかたまりをなんとよべば(さみしさ
月を浴びて淡く首筋に穿たれる窓の格子の十字架の影
切れかけの単三電池の瞬きをそっとつつんだきみのてのひ ....
瓶詰めの淡い桜の花びらに葬られている背骨がふたつ
水仙を手折った君の指先が夕陽で赤くて綺麗で恐くて
ぬるいよる鏡の自分と目が合ってさびしそうだねって笑ってあげたの ....
{引用=
夜
}
水底で送受信を繰り返すようなあなたのさびしさが好き
水道水注いだグラスを一度きり鳴らして僕らは夜へと、流れて
満月の灼熱のようなかなしみに入水してゆ ....
遠浅の君の背中を泳ぎたい
やさしい舌で湿った方まで
放課後の残照/レモン/青い皮膚/
カーテンの船/影を重ねた
片肺で息をしている猫みたい
爪で傷つけあって笑うの
....
廃屋でナイフの肌を重ね合う禁じられたあの遊びをしようよ
抱きとめた夜の重みに喘いでる君の肋骨君の肋骨
Tシャツを着替えるように毎日を無造作にいきて沢山失って
名前 ....
七月の海が三日月たべている
平和な孤独をつかんではなして
猫だけに見える景色があるという
二足歩行の失敗例です
席を立とうとしてつま先を踏んづける
また僕 また僕 また僕なん ....