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夏空の下揺れる陽炎の中
紅いキンギョ草がほころんで
微かな風にゆらゆらと踊り
入道雲が天を昇る昼下がり

一陣の熱風が吹き付けて
街路樹がいっせいに葉音を奏でて
蝉の声は断末 ....
雲無しの高い青空に
ひりひりと胸の底が焦がれ
季節外れの山藤は
頭の痛くなるほど
甘い香りを振り撒いて

どこまでも高い蒼穹を見上げて
わたしの存在は拡散してゆく
伸ばした指先はほら
 ....
石瀬琳々さんのあずみのさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏日の午後- あずみの自由詩3*08-11-24
焦燥感- あずみの自由詩607-8-12

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