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何をおもい
何をみつめ

紅が
雲をとらえ
空が
紅を受け入れた

同化していく地上に
根を張り
弱ささえ伺えるような一輪
それなのに深い桃色は
紅に包まれてもなお
奪われることなく凛と成し
魅了して ....
幾度と見上げても
空はそこにあり
幾月を俯いても
この手に成せぬ色を広げて
微笑んでいる


移ろう姿を眺めては
さだめの意味を問うこともせず
ただそこに漂い流れ
ありのままを差し出している



ち ....
冬の雨は柔らかい
ということを知っていますか


大気が冷たいからこそ
温かな雫を紡いで
春を想わせているのです



冬の雨が静かに降りるわけを
知っていますか


雪が瞳を施すならば
雨は耳を潤し ....
秋色の冷たい風を伝い
夏を施してゆく


胸を締め付ける余韻を撫でるように
下へ下へと流れて消えた
涙を堪える癖は誰のためでもなく
移りゆく“時”に静寂を与えるため


咲いては散り
散っては咲いて
 ....
飛ぶはずだった


憧れのなびく この地で
丁寧に編み上げた羽を
広げて様子をうかがっていた


冷たすぎず暑すぎず
体温に溶け込む風

見え隠れしながら射す陽気

たゆませた草の
ゆりかごは
すで ....
柔らかに
穏やかに
緩やかに

流れて
流されて
せせらいで

途絶えることのない
序章の語らい

四季を幾重にも織り
魅せられてゆく背景を
美化することなくそのまま
鮮明に映しだし
時代を縫ってゆく ....
雨音は優しく
掌に溶けていく
頼りない指先を震わせながら
包み込む無機質を織っては
瞬間を紡いでいた


蒼が泣き
灯りの落ちたアスファルト
落ちた星星が還る頃
力なく映す街灯の柔 ....
朱に染められた蕾が花開く時

甘酸っぱい薫りは辺りを翻弄する

紅に時は流れ
月光の降る闇夜に抱かれたとて
臆することなく咲き乱れ 遊ぶ花弁


散り終えた殺風景な枝葉の影に子を宿し

陽射しに煽られ ....
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