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日が暮れたあとの海岸は
月に映える波とまだ暖かい砂
泡立つ波がレースのように
波打ち際を白く飾る
肩越しに見えた打ち上げ花火
風に乗って来た歓声と
建物から漏れる無数の明かり
夜 ....
あなたに会いに行くの
目覚ましより先に起き出して
まだ暗い夜明け前
雨もまだ止まないけど
大好きな曲を聴きながら
あなたの笑顔が見たいから
決めたことははひとつだけ
チ ....
どこまでも続いていた
白い砂浜と打ち寄せる波
柔らかい春の日差しと頬に触れた潮風
逃げるように訪れた街で
あなたをただ忘れたくて
海岸沿いのまっすぐな道を
すれ違う家族連れ
手を取り ....
部屋に明かりを灯す人もない
窓から西日が差し込むだけ
夜更かしを誰も咎めない
そんなひとりの週末はただ
遠いあの日の記憶をたどる
不器用な子どもをあやすよう
怖がらないでと小さな声で
....
波打ち際に立つホテルで
あなたをただ待っていたい
薄暗いバーのカウンターで
透ける尾を揺らす熱帯魚と
ピアノが奏でるゆるやかな旋律と
ガラス張りの大きな窓からは
海とまたた ....