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庭に咲く朝顔を摘み
瓶に入れる
反射する青い光
色水を作り
窓際に並べて置いておく
部屋中が夏色に染まり
いつのまにか
私にさえも夏が宿る
白い花が咲き乱れた
僕は花の名前を知らない
囲むようにして
ごく自然に永遠がそこにあった
湖に出来た波紋のように
ひとしずくの僕が踏み入れたその地で
吹き荒れる風が花びらと共に僕を連れ去っ ....
熱を帯びていく
赤い唇に似た花びらが体に落ちる
落ちていくのは花びらか
白いあなたの体か
波がうねるように

ねむり閉じられた視線をつなぐあなたの扉
漆黒の瞳が中に閉じ込められ
わたし ....
こんな閉鎖的な空間に紋白蝶が現れた
出口もないこの部屋で
青空を求めて
ひらひらと踊りながら
わたしの手をすり抜けて
荒れた指先をかわしながら

体の動きが緩やかになっているのはわた ....
街角で黒い蝙蝠傘の君に出会った
夕闇に隠れてこちらから顔は見えないけれど
黒い傘からちらちらと映える赤い紅の色が卑猥で
どうしようもなく赤面してしまったことを覚えている

こんな記憶に必死に ....
ねぇ、愛されるってどんな感じと
黒髪のあなたはそう呟いた

歳が離れていること
黒髪を短く切りそろえていること
黒猫があなたに懐いていたこと
年老いた両親と共に荒れ果てたゴミ屋敷に住んでい ....
石瀬琳々さんの暗闇れもんさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏色- 暗闇れも ...自由詩208-7-25
花びら- 暗闇れも ...自由詩207-6-26
よる- 暗闇れも ...自由詩6*07-2-4
紋白蝶- 暗闇れも ...自由詩5*06-8-31
蝙蝠傘- 暗闇れも ...自由詩2*06-6-11
黒猫- 暗闇れも ...自由詩1*06-5-14

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