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平日の午後の淡くうすらいだ日差しは
ここ植物公園の順路にも平等に降りそそいでいる
ダッフルコートを着たタイピストが古びたベンチで
自分宛ての手紙を子細らしく開いている

吐息のような西風が広 ....
無罪ではあるが越境途上の死だ
あるいは断罪された避雷針の廃墟だ
黒いチョコレートをかじりとって猥雑に事務的に
いくたびも右曲がりに滑稽なうすぐもりの空だ

五分後に規則正しく振り切られるマタ ....
朽木 裕さんのhonさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
重力を使いきってぼくらは- hon自由詩307-2-2
無罪ではあるが- hon自由詩407-1-31

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